2007年8月9日木曜日

8月9日(7日目)22番平等寺~23番薬王寺

さぁ今日は、阿波の国(徳島県)一国打ちの最終日である。
朝目覚めると、右の首から背中にかけて酷い痛みが走る。
おそらく、激坂を登る際に、自転車の左側に立って押すため、右腕が伸びきった状態になり、背中の筋肉が悲鳴を上げていると思われる。

いままで、オフィスでPCばかり打ち込んでいたわけだから、突然こんなことすれば当然か。
右肩を重点的にストレッチし、出発に備える。
今日は、23番打ちの後、僕の大好きな野田知祐氏が居を構えられている日和佐で野営の予定だ。
7:30出発。22番平等寺までは、15分程度で着。
最終日だからという訳ではないが、いつもより丁寧に般若心経を唱える。
次の薬王寺へのルートは2つ。
1つは、峠を二つ越える近道ルート。もう1つは遠回りだが緩やかな勾配の国道ルート。ヘタレなおやぢは、迷うことなく後者を選択。「急がば回れ」である。
しかーし、国道といってもやはり山を越えるのである。結局ヒーヒー言いがら進む羽目となる。
11:30 23番薬王寺着。
やはり、ここも丁寧にお参りして、旅の最初の目的は完了した。
阿波の国全行程約300km(寄り道含)、昨年の千葉県一周(全工程600km)に比べると、半分程度であるが、倍以上疲れた。やはり山道は半端でなく辛かった。
ここで、今回のお遍路の意義について考えてみた。
よく、日本最古のスタンプラリーなどと揶揄する向きもあるが、納経帳へのご朱印も大事だが、僕自身は、道中そのものが「遍路」であり、「遍路」を通じて自分の人生・人生観を考え、人との出会いやつながりを通じて、要は人間独りでは生きていくことはできず、何らかの人々とつながっているんだということの再認識であることのように感じた。
ちなみに何を考えていたかは秘密である。
(まぁ頭を使う話はさておき)
さぁ、ここからはリフレッシュの為の時間である。
アカウミガメが産卵に訪れるという日和佐の海で海水浴♪と思ったら、「国定公園に付き海岸での野営禁止」との看板(聞いてないョ~)。
地元の人に聞いても、「この辺は急に深くなるので、海水浴場はない!!」(エーーーーッ 地図には海水浴場のマークあったのにぃーーーー!!)
ということで、日和佐での海水浴を断念し、道の駅「日和佐」にて野営を決行!
海水欲は消えてないので、明日からの徳島への帰路で、どっか寄ってやる。
と固く誓って就寝。


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